- 甘味受容体は、甘い味を感じるための細胞(主に味蕾〈みらい〉の味細胞)に存在するタンパク質で、甘み物質(砂糖や人工甘味料など)と結合して「甘い」と感じる信号を脳に伝えます。
- 主な構成:T1R2とT1R3という2種類のタンパク質が組み合わさって機能します(T1R2/T1R3ヘテロ二量体)。
- 発現部位:本来は舌の味蕾に多いですが、近年では腸管や膵臓、脂肪細胞などにも発現していることが分かっています。
- 機能:甘み物質が結合すると、細胞内でシグナルが発生し、味覚情報として脳へ伝えられます。また、腸や膵臓などでは、栄養摂取や消化・代謝調節にも関与しています
甘味受容体
