「サルコペニア」「フレイル」「ロコモ」

栄養関係

健康で長生きするための「サルコペニア」「フレイル」「ロコモ」ってなに?

1. 元気に長生きするには?

日本は世界でも長生きの国です。でも、ただ長く生きるだけでなく、元気に自分のことができる「健康寿命」を大切にしよう、という考え方が広がっています。年をとると体が弱くなったり、動きにくくなったりすることがあります。そんなときに知っておきたいのが「サルコペニア」「フレイル」「ロコモ」という3つの言葉です。


2. サルコペニア・フレイル・ロコモの違いとつながり

  • サルコペニア
    年をとると筋肉が減って、力が弱くなったり、体を動かしにくくなったりすることを「サルコペニア」といいます。たとえば、ペットボトルのフタが開けにくくなったり、階段を上がるのが大変になったりします。
  • ロコモ(ロコモティブシンドローム)
    筋肉だけでなく、骨や関節も弱くなって、立ったり歩いたりするのが難しくなることを「ロコモ」といいます。バランスを崩して転びやすくなったり、骨折しやすくなったりします。
  • フレイル
    体だけでなく、心や社会とのつながりも弱くなってしまうことを「フレイル」といいます。気持ちが落ち込んだり、友達と遊ぶ機会が減ったりすることも含まれます。

この3つはつながっています。たとえば、筋肉が減るサルコペニアが進むと、ロコモになりやすくなり、それがフレイルにつながります。


3. 栄養の大切さ

体や心が弱くならないためには、毎日しっかりごはんを食べることが大切です。

  • たんぱく質(筋肉のもとになる)をしっかりとろう!
    • 肉、魚、卵、大豆製品、牛乳などにたくさん入っています。
  • エネルギーも大事!
    • ごはんやパン、麺など主食もきちんと食べよう。
  • ビタミンやミネラルも忘れずに!
    • 野菜や果物、牛乳や小魚も食べよう。

いろいろな食べ物をバランスよく食べることが、元気のもとです。


4. 体を動かすことも大事!

  • 毎日少しでも体を動かすようにしよう。
  • ウォーキングやラジオ体操、スクワットなど、できる運動を続けてみよう。
  • 太ももの筋肉を動かすと、全身が元気になります。

5. 友達や家族と楽しく過ごそう!

  • 友達や家族とおしゃべりしたり、遊んだりすることもとても大切です。
  • 外に出ていろんな人と会うことで、体も心も元気になります。

6. まとめ

サルコペニア、ロコモ、フレイルは、年をとってからの「体や心の弱り」を表す言葉です。でも、毎日バランスよく食べて、体を動かして、友達や家族と楽しく過ごせば、元気に長生きできます!今からできることを少しずつ始めてみましょう。